なぜオスプレイは反対されているの?沖縄普天間基地・オスプレイ問題を考える
今、沖縄でもかなり話題になってる普天間基地のオスプレイ配備の問題。
沖縄では毎日のようにTVや新聞で座り込みやデモ活動、議会の講義決議案などが取り上げられて報道されているが、実はあまり深く考えたことが無く周りに流されるままに漠然とオスプレイ配備はあまり良い事では無いと思っているだけなのだ。
多分、那覇市より南の方の出身の方はその程度の関心しかない人が多いのでは無いだろうか?
しかし、ここまで騒がれているオスプレイ配備問題。
今までのように、「あまり興味が無いから」と言う事で済まされるのだろうか。
では一からオスプレイ問題を見てみる事にしましょう。
オスプレイって実は安全!?
まずは何と言ってもこれですね。機体の安全性はどうなの?
とりあえず反対派が騒いでいるのも事故率が高いという理由が多くみられるようなので調べてみました。
MV-22(オスプレイ)の10万時間当たりの平均事故率は、1.93
CH-53D(現在配備されているヘリコプター)、4.15
*数字が大きいほうが事故率が高い
上記の数字だけを見てみると事故率は半分以下になっている。 では何故オスプレイ配備に反対するのだろうか?
報道されないオスプレイの事実
2006~2011年にかけて58回もの事故が起きているという事実がある
資料によると、
死者や全身障害者が出たり、200万ドル以上の損害が出たりした事故を「クラスA」、
重い後遺症が残るか50万ドル以上の損害が出た事故を「クラスB」、
軽傷者か5万~50万ドルの損害が出た事故を「クラスC」
としている。
離着陸時の騒音が増大 ?
報告では、アメリカでの調査で現用のCH-46Eと比較して、飛行中は全ての領域でより静かであるという結果が出ている とされていますが、日本政府が出した評価書によると、オスプレイが飛行時に発生する低周波音について、一部の地域では心理的・生理的に影響を与える基準を上回ると記載されている。
強い風圧と排気 ?
オスプレイの離着陸時には強い風圧と排気があり、排気により火災を引き起こす可能性がある。
オートローテーション機能が無い ?
日本の航空法では、安全上の基準として、ヘリには『オートローテーション』という機能が不可欠です。
簡単にこの「オートローテーション機能」を説明すると、上空でエンジントラブルなどが起きてエンジンが停止した場合、機体が落下を始めると、下からの風を受けてプロペラが回転し、その揚力で不時着の際の衝撃を弱めることがでる機能です。
しかし、オスプレイにはこのオートローテーション機能がありません。
すなわち、日本の法律を完全に無視しているのです。
さらに、オスプレイは胴体よりも大きなプロペラが備わっているため、墜落時に破損したプロペラで胴体内部の乗務員をケガさせないよう、地面に接触したプロペラはすぐに胴体の外側に外れる構造になっているようです。
仮に、オスプレイが住宅街に不時着(墜落では無い)などした場合、あの胴体よりも大きなプロペラが飛び散り、辺りに甚大な被害を与えてしまうことになりかねないのです。
などといったことがあるようです。
まだまだ色々とあると思うので、これからも色々調べていきたいと思います。