泡盛は負のイメージ?若者が飲まない理由はなんだろう?|琉球泡盛|沖縄の悪い文化
近年、というか、だいぶ前から言われてますが「若者の泡盛離れが酷い」らしいですよ?
私の若い頃から言われてた気がするが、ちょうどその頃、沖縄ブームだった事で過去最高の泡盛出荷量を記録したみたいですね。
沖縄ブームで泡盛が売れていたのは明らかなのに「泡盛が人気で売れた」として何かあるたび沖縄ブームのピークの出荷量と現在落ち込んだ出荷量を比較しています。
あの時代はまだインターネットも今ほど発達してなく、テレビの影響が大きかった時代。
もはやあの時のような大きな沖縄ブームになる事は無いかと思われます。
だからと言って、泡盛を売る努力をするなと言ってるわけじゃないですよ?
過去のたまたま得られた栄光に何時までも縋ってるのはどうなのよと言いたいんですよ。
何かあるたびにピーク時から減少減少と同じことを繰り返す。
だからあれはただのブームだったんだってばよ。
実はもうみんなわかってるんでしょ?ねえ。
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まあそれは置いといて、泡盛組合が若者のイメージ払拭のため、新しい泡盛のロゴを作成したらしい。
泡盛再興へ若者に発信 県酒造組合、統一ロゴ作成へ(琉球新報)
泡盛業界が一致団結する「泡盛ブランディング」。ロゴ・スローガン・今後の施策について、リリースイベントを実施。(PARADOX)
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うん、まあ正直ロゴを変えたから何なの?って思うけどね。
何故泡盛があまり若者はじめ、あまり飲まれなくなったのかをちゃんと考えてるのかな?
関係ないけど、いち泡盛好きとしてはそんなとんちんかんな方向性にちょっと心配になってくるよ。
でね、泡盛好きな私的にちょっと考えてみた、何故泡盛は飲まれないのかと。
沖縄県外で飲まれなくなった → ブームが去ったからしょうがない。
沖縄県内で飲まれなくなった → パワハラが世間的に厳しくなってきてるから。
今の時代に限らず、沖縄県内の若者のイメージってこれなのよ。
泡盛はパワハラの温床である、と。
今でこそ私は泡盛を一人で飲むようになったけど、基本的に泡盛って大勢でワイワイ飲むものだと思うのよ。
居酒屋なんかも基本ボトルで売ってるし。
その居酒屋の泡盛のボトルの売り方も悪いと思うのよね。
例えば、ボトル1本二千円で売ってるとして、それに水代、氷代、グラス代が掛かる。
安くて水は百円、氷は百円、グラス1つ二百円位はするかな?
なもんで、最低でもトータル二千四百円になるし人数が増えるとグラス代も増えるわけで・・・。
水も氷も大体1、2回は交換するからね?
お酒が弱くて氷や水を多く飲む人ほど損をする仕組みになってるわけだ。
一応言っておくけど、氷と水は別にペットボトルのミネラルウォーターやブロック氷が出てくるわけではないからね?
普通の水と氷だからね。
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それはともかく、何故パワハラの温床なのかというと、先輩や上司が泡盛を頼むと有無を言わさず一緒に飲まないといけないという事なんだよね。
そうなんだよ、泡盛の好き嫌いや飲める飲めないにかかわらず強制なんだよ(最近は減っては来ている一応は)。
しかも泡盛を作る(この場合はコップで水割りを作る事)のは一番年下の人か女性が作るのも強制。
居酒屋で泡盛を頼むと、何も言わずに一番下っ端、もしくは女性の所に泡盛のセットが置かれるのだ。
もうこれ完全にパワハラだよね?
若い時はこれが嫌で嫌でしかたなかった。
唯一の救いは、自分で泡盛の濃さを調整できるところ位だね。
これが今でもまかり通ってる所が多い。
昔よりは減ってきてるとは言え、これは良くも悪くも文化だからそうそう無くなるもんじゃない。
特に沖縄は年上の力が強い地域だからね。
年齢が上ってだけで何しても良いっていう人が結構いる。
これも沖縄の負の一面。
年上を敬うのと年上が偉そうにするのは違うからね。
どうも昔やられたから自分がその立場になればやって良いという人達が多いよね。
俺の若い頃は・・・っていう人ね。
時代が違うんよ・・・私も気を付けよう。
で、泡盛ね。
結局は泡盛の負のイメージって味よりも飲む場の問題だと思うのよ。
私も若い頃は自分で買ってまではほとんど飲まなかったしな。
飲むお酒を強要するのって泡盛くらいじゃないか?ビールもワインもカクテルも、上司や先輩が飲んでるからって同じの飲めよとは言われない。
泡盛だけなんだよな、一緒に飲むのを強要されるのは。
正直若い時にそれがトラウマ的な感じで泡盛は嫌いって人居ると思うんだよね。
なので私的な泡盛の負のイメージ解決策は・・・
お店でボトル販売しない事。
カクテルなんかと同じようにグラスごとの販売にしたらいいと思うのよ、そしたら下っ端が作らされることも無いし一気飲みなんか強要されないし、もっと大事に飲むだろうし。
というわけで、泡盛の負のイメージの元凶は飲む場にあると思うのです。
泡盛は確かに好き嫌いがはっきり分かれるお酒だが、それは決して悪い事ではないよね。
好き嫌いがはっきり分かれるという事は、好きな人にとっては最高のお酒なのですよ、私みたいな人にとってはね。
なので最近の「誰にでも飲みやすい泡盛を作る」という傾向はあまり好きではないかな。
あくまで泡盛好きの一個人としてはですけどね。
泡盛もたくさん売れなきゃ維持できないでしょうし、痛し痒しといった所か。
かの有名なスコッチウイスキーなんかも維持できなくて消滅した所がある位ですからね。
私たちに出来る事は泡盛を飲むことだけ。
お店で飲むときも泥酔しない、強要しない、暴れない。
酒のみのマナーを守って美味しく飲みましょう、泡盛好きの皆さま。
これからも沖縄の泡盛文化が発展していくことを祈っています。
では。