みんな知ってた?「あぐー豚」と「アグー豚」は違う豚だって事|沖縄のブランド豚の秘密
「アグー」と「あぐー」
普段あまり気にしたことがなかったので今まで同じ豚だと思っていましたが、実は違うらしいのです。
では何が違うのか?
ちょっと調べてみました。
アグーとあぐーの違いとは?
アグーとは?
沖縄県の琉球在来豚を原種としたブランド豚で、ラードタイプの産業種。
島豚(しまぶた、琉球方言:シマウヮー)とも言う。それに対し、食用豚肉としてひらがなで表記される「あぐー」は、沖縄県農業協同組合の登録商で、琉球在来豚「アグー」の血を50パーセント以上有する豚肉と定められている。
このため、上記の定義を満たした豚肉であってもJAと商標使用許諾契約を締結していない事業者「あぐー」はもちろん「アグー」「AGU」などの名称も使用することはできない。
しかし実際には「あぐー」として流通している「アグーブランド豚」(アグーの血は50パーセント以上)よりもアグーの血の濃い交配豚やアグー同士の交配による純血アグーの肉を生産する農家は存在しており、「あぐー」というブランドのあり方について疑問を呈する声もある。
(Wikipediaより抜粋)
と、言う事らしいのです。
要するにまとめると、
カタカナのアグーが純血種で在来種。
ひらがなのあぐーは純血種アグー豚の血が50%以上入っている豚が名乗れるブランド豚という事ですかね。
50%以上アグーの血が入った豚かぁ・・・。
しかしなぁ・・・。
言っちゃなんだが。
アグー豚と。
50%以上の血が入ったあぐー豚。
これ本当に50%以上の血が入ってるの?
疑問が出る位には黒い部分が少ないくないかね?
50%以上の血と言うからには、あぐー豚は全頭血統書が付いてるのかね?
ブランド牛はたしかそんな感じで全頭把握してたよな?確か。
沖縄のブランド豚を目指すんならその辺しっかりしてほしい物ですが・・・。
ぶっちゃけた話、数が少ない希少なアグー豚に対して出回ってる数が多すぎないかい?
あぐーを出す店もたくさんあるけど、その値段で出せるわけないって所多すぎるんよ。
これだけアグーは希少だ希少だという割に・・・って感じなのよね。
ま、それはともかく気になるのが一点。
「初めから純血アグーの肉を生産する農家であっても、JAにお金を払わないとアグー豚と名乗れない」
という事。
元々アグー豚を飼育していた農家は寝耳に水。
JA「アグー豚が話題になってるから商標登録したら儲かりすぎww
元々沖縄でアグーを飼育している人がいるって?そんなの関係ないし。
こっちが商標持ってるんだから、使いたいならちゃんと金払ってねwww」
ってな感じに現状もあるわけよ実際問題。
こんなのアリ?
JAがアグーを復活させたのなら別に構わない。
だがしかし、最初は見向きもしなかったのに注目され始めると商標権だけ取得するのは如何なものかと。
普通はね、ブランドってさ生産者達が一生懸命努力して評価を受けた物がブランド化していくものでしょ?
「松坂牛」や「かごしま黒豚」とかね。
今や牛のブランドと言えば松坂、豚のブランドと言えば黒豚って感じで凄いよね?
あぐー復活で頑張った人達からしたら、頑張って復活させて人気が出たとたん横から掻っ攫われて、えっ?って感じよな。
こういう事を書くと「商標登録しなかった人が悪い」と言う人が一定数出てくるよな?
本当に登録しなかった人が悪いのか?そんなわけないだろ。
こういう事を言うやつがいるから、まじめな人ほど損をする世の中になるんだよ。
実際さ、これは県が動いても良い案件だと思うんだけどね、沖縄ブランドを守るためにもさ。
てなわけで、沖縄旅行に来る人はしっかり学んで偽物を本物だと思わないようにして下さいね。
あぐー豚を沖縄の飲食店で食べる際は「このあぐー豚の生産者は誰ですか?」と聞いてみても良いかもしれない。
ブランド豚だから知らないという事は無いはず。
むしろ知らないとおかしい、だってブランド豚なんだもの。
大きな声じゃ言えないけど、本物のアグーを育てている方がアグーとして卸てないけど実質本物のアグーが食べられるお店もあるらしいので、興味がある人は調べてみよう。
では。
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